社会的な取り組み

1、産地偽造のない流通の仕組みづくり

 産地偽造のない流通が当たり前となるように、すべての商品には農家名を明記した出荷体制をとっています。商品が適正に評価され農家が再生可能な平均単価を目指し、地域社会に貢献していきます。

2、本物が評価され、い草の良さが伝わる流通の仕組みづくり

 平成12年までは畳表の品質を良く見せかけるために製造過程や流通過程において多くが着色されていました。熊本産地ではこれらの姿勢を改め、現在では製造過程において約9割が無着色として流通しています。流通過程における様々な加工は、業者によりそれぞれ違いますが、弊社では本物が評価され、い草の良さを伝えるには無加工であるべきと考え行っていません。

天然のい草には「抗菌作用」「化学物質吸着作用」他様々な機能が備わっています。

 一方、様々な加工処理を行うと、加工時における熱処理によって、様々な機能が損なわれ、表皮が剥がれやすくなるなど耐久性が劣る原因につながると考えています。

「特産品の良さをお伝えしたい」という理念のもと、1年間かけてつくられた天然の抗菌作用、粘り、耐久性他様々な機能をそのままに織り込んだ畳表を扱うことを方針としています。