新草の特徴・品質について一部の生産者の方々となりますが聞いてみました。
◎新草の特徴として
- 長さは150〜155cm前後。平年並み
- 収量は昨年より多く、個人差もありますが全般には平年並み
- 全般に先枯れが殆ど見られず、い草の色合いも淡い傾向
- 実入りが良く硬質で、根白は少ない
- 芯喰い虫(イグサシンムシガ)の食害がやや多い傾向
生産者の声(インタビューにご協力頂きましてありがとうございます)
地区:竜北地区 U氏(作付160a)
品種:夕凪 22a / ひのみどり 138a
(早刈り)
長さ:平年並み155㎝程
収量:平年より少しだけ多かった
硬さ:早刈りにしては硬く、根白はほとんど気にならない
(中間刈り)
長さ:平年より少しだけ長かった。160㎝程
収量:平年より少しだけ多かった
硬さ:平年より硬く、根白はほとんど気にならない
(遅刈り)
長さ:平年より少しだけ短かった。155㎝程
収量:平年並み
硬さ:硬く、根白はほとんど見られない。しかしながら、イグサシンムシガの被害茎が見られました。
その他:梅雨明けが早かった事で、私も含め、各農家、皆、伸びを心配されていました。農家間の差はありますが、最終的には概ね伸びてきたように思います。全体的に硬質ない草が収穫されていますので、品質も良いと思われます。
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地区:千丁地区 I氏(作付 120a)
品種:ひのみどり 120a
長さ:150〜155cm前後 平年並み
硬さ(実入り):良い。最初の田圃は少し柔らかい。
収量:平年作より若干多い。
根白:少ない。
その他:後半の田圃に少し芯喰い虫の食害あり。
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地区:竜峰地区 I氏(作付 60a)
品種:ひのみどり 60a
長さ:150〜160cm前後
硬さ(実入り):良い
収量:平年作(400貫)
根白:少ない。
その他:長さの揃いがいまいちだった。い草は根から草先まで硬質。色合いは昨年より明るい。
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地区:金剛地区 T氏(作付 100a)
品種:涼風 100a
長さ:135〜150cm前後
硬さ(実入り):良い
収量:平年作より少なかった
根白:なし
その他:同じ田んぼ内で長さが揃わなかった
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地区:千丁地区 M氏(作付 170a)
品種:涼風 70a / ひのみどり 100a
長さ:150〜155cm前後 昨年と同程度
硬さ(実入り):硬質でした
収量:平年作より若干多い
根白:ほぼなし
その他:涼風に芯喰い虫の被害あり。ひのみどりは少し
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地区:鏡地区 S氏(作付 150a)
品種:涼風 112a / ひのみどり 38a
長さ:150〜155cm前後 昨年とほぼ同じ
硬さ(実入り):良い
収量:平年作 去年より5%以上多い
根白:少ない
その他:ひのみどりの下草に芯喰い虫の被害がみえた。
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地区:金剛地区 E氏(作付 120a)
品種:夕凪 60a / ひのみどり 60a
長さ:夕凪 約155cm前後 / ひのみどり 約150cm
硬さ(実入り): 両品種とも実入りはよく硬質な原料がとれました
収量:全体で約380貫/反くらい
根白:ちょっと短めでしたので、根白は少なめ
その他:温暖化で梅雨時期も変化しているので、品種を考えて植え付け計画を立てないといけないですね。
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