熊本県農業研究センター アグリシステム総合研究所様では、九州大学との共同研究において、いぐさのリラクゼーション効果はじめ、他の敷物と比較し、どれほど優れているのかなど、データで示される発表会が行われました。
日時: 令和元年10月25日 14:00~16:00
場所 ホテル日航熊本 5F 「肥後」
主催・共催 熊本県、株式会社日比谷花壇、ホテル日航熊本
以下、概要です。更に詳しくは産地研修にてご報告したいと思います。
(ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による成分分析)
結果:「中国産と比べて国産の揮発性成分(香り)は格段に多い」
(ここでの実験は、国産は無染土が使われています)
・い草の香りとは
SPME法によるい草由来の揮発性成分の定性分析結果は右の図の通りです。主な成分はHexanal(ヘキサナール)。
国産い草の優位性の1つとして「香り」があげられます。
これまでの材木や森林浴の香りがヒトに与える生理的・心理的な効果の報告として
などがあるとされています。そこで、い草の香りに着目したヒトへの効果検証として、以下の実験が行われました。
1、日常生活を模した状況で、ヒトの生理・心理に与える影響
い草は副交感神経を有意に高めた
→い草は鎮静効果を有する
低濃度のい草はα帯域振幅が有意に高かった
→い草は鎮静効果を有する
いずれも「い草で有意に高値」であり、生理的な鎮静効果を示唆
次に「2,い草の健康空間が夜間睡眠時のヒトに与える影響を検証する」
い草畳では「落ち着く」「スッキリする」
2項目の印象が有意に高かった
有意な差が見られた測定項目
◎心理検査
◎生理的検査
以上は、令和元年10月25日に行われました、熊本県農業研究センター アグリシステム総合研究所様と、九州大学との共同研究の成果発表の資料より許可を得て抜粋し、弊社にて編集したものです。